ディレイラー・チェーンの取り付け
written by らんぼー
さて、プーリーの位置関係が垂直になったところでチェーンをつなぎます。
ここでチェーンフックから垂れ下がっているチェーンを伸ばし、どこでつなげるかを決めます。
ここがよさそうです。
チェーンを見れば分かると思いますが、チェーンのリンクにはオスとメスがあり(違う言い方をすればプラスとマイナスがあり)、オス-オス同士やメス-メス同士でつなげることができません。
ブルーがオスだとして、ピンクがメスだとすると、かならずチェーンはオス-メス-オス-メスというように、交互につながっています。
例えばチェーンを短くしたかったので、メスを1個抜いたとします、しかし今まではオス-メス-オスだったのが、メスを抜いたことでオス-オスになってしまいました。
これではチェーンをつなげることができないため、チェーンを短くする場合は必ずオスとメスをセットで抜く必要があります(チェーンを長くする場合も同じことです)。
こうすることで一度に2リンク短くなってしまうので、今度は短くなりすぎることも考えられますから、そこはしっかりと考えてから作業する必要があります。
以上のことを頭に入れて、オス-メスとなるようにチェーンをつなぎます。
一番上の画像で「ここでつなげよう」と決めたリンクから、余っているチェーンを切ってしまいます。
ここで登場するのがチェーンカッターです。
これがないとチェーンを切ることができません。
チェーンカッターにしっかりとチェーンをはめて、確実にピンを押し出します。
ピンが完全に押し出せたら、簡単にチェーンが切れます。
余ったチェーンは予備として残しておくか、アクセサリーにもいいかもしれません(笑)。
ピストっぽくてカッコイイ!