ディレイラー・チェーンの取り付け
written by らんぼー
では早速取り付けていきます。
まずは前後の変速機、即ちディレイラーを取り付けます。
リアディレイラーはフレームエンド部に5mmのアーレンキーで取り付けます。
ボルトが奥のほうにありますので、アーレンキーをしっかりと奥まで差し込みましょう。
ネジ山には、ちょっとだけグリスを塗っておきましょう。
この部分、ネジ穴に結構斜めに入りがちなので、しっかりとまっすぐ取り付けできているか必ずよく確認してください。
続いてフロントディレイラーですが、こちらは取り付け位置の調整をしなければならないので、まずは適当なところに仮付けしておきます。
このネジにも、グリスがついていなければほんのちょっとだけつけておきましょう。
このディレイラーはダウンスイングと呼ばれるタイプで、トップスイングと呼ばれるものもよく使われます。
トップスイングも取り付けるバンドの位置が異なるだけで、位置調整などの仕方は同じです。
この他に直付けタイプとEタイプと呼ばれるものもあります。
直付けはロードフレームなどに多く採用されており、フレームのシートチューブに「ここに取り付けてくださいよ」という台座が既に用意されています。
しかしながら取り付け方法が違うだけで、位置調整の考え方は全く同じです。
Eタイプはあまり見る機会がありませんが、BBに挟み込んで固定するタイプで、フロントディレイラーを取り付けるシートチューブや台座を物理的に用意することができないフルサスバイクなどに使われているんでしょうか。
Eタイプは既にディレイラーの位置が固定されてしまうため、位置調整ができません。
「なーんだ、めんどくさい調整が無いならそっちの方がいいじゃん」と思うかもしれませんが、自由に調整できないことによるデメリットの方がはるかに大きいです。
ピストっぽくてカッコイイ!