ハンドル周りの取り付け
written by らんぼー
ハンドル周りの作業を始める前に、作業をやりやすくするために前後ホイールをフレームに取り付けてしまいましょう。
さすがにフレームから組もうと思っている方でホイールのつけ方が分からない方はいらっしゃらないと思うのであえて解説はしませんが、ホイールを取り付けて、持っているならメンテナンススタンドなどに立てかけると作業効率が非常に上がります。
では組みつけていきます。
まずはフロントフォークのコラムにステムとコラムスペーサーを順番に入れます。
このステムとスペーサーを入れる順番を変えることでハンドルの高さを変えることができますし、画像のようにステムの上下方向を変えることでもハンドルの高さを調整できます。
画像ではステムが一番下で、その上にスペーサー、更にステムをひっくり返して取り付けているので、現状でハンドルが一番低い位置にセットされることになります。
続いてトップキャップをセットし、アーレンキーで締め付けます。
このトップキャップの役割や構造はコラムカットの項で図解で詳しく説明してあるのでそちらを見ていただきたいのですが、要はトップキャップを締めることでヘッド全体に圧をかけるため、ここを締めすぎてしまうとヘッドの回転が悪くなったり、トップキャップが破損してしまう場合もあります。
そのため、いつもネジを締める部分の6?7割くらいの感覚で締め付けるようにしてください。
逆に締め付け不足ですとヘッドにガタが出てしまうので、最低でもガタが出ない範囲まで締め付けましょう。
精度のいいフレームとヘッドパーツでしたら、そこそこの力で締め付けても回転が渋くならないことが多いです。
その逆ですと、ガタが出ない範囲まで締め付けるとヘッドの回転が悪くなり、回転がよくなるところまで緩めるとヘッドがガタつくといったようなことがあります。
その場合はサイクルショップでフレーム下準備の段階に説明したフェイスカットをやってもらうか、当然それでは直らない原因を抱えている場合もあるので、自分で解決できない場合はショップの方に見てもらいましょう。
ピストっぽくてカッコイイ!