フロントフォーク取り付け

written by らんぼー

ハンマーで数十回叩くことで圧入できました。

圧入した際、クラウンと下玉押しの間に隙間がないか(しっかり圧入できているか)光などを通して確認しました。



しかし、ここで早速ミスに気が付きました。

グリスを塗るのを忘れていますね。

下玉押しを圧入する際に薄くグリスを塗っておきましょう。

そういえばパーツを取り付ける際に接触面やボルトにグリスを塗るのはもはや当たり前のことになっていますが、なぜグリスを塗るのかはっきりとした理由を聞いたことがありません。

塗るのが当たり前なので理由を考えたこともありませんでした。

なぜグリスを塗るのでしょう?

恐らく取り付ける際に互いの余計な摩擦などが少なくなり、正確なトルクでボルトを締められるなど、総合してスムーズで正確に取り付けができるということと、金属同士が接触するよりも、その間にグリスの層を挟むことで互いを保護し、耐久性などの向上に繋がるのでしょう。

なんか、そんな気がします。


では取り付けに戻りましょう。

下玉押しの圧入が終わりました。

あとはフレームにカートリッジベアリングを手ではめ込み、順番通りに組み立てていきます。




イラストでは代表的なパーツのみを書いていますが、ヘッドパーツによってはイラストにはないパーツを入れることもありますので、それはよく確認してみてください。

実際私のヘッドパーツは下玉押しとベアリングの間にゴムシールが入ります。

しかしながら基本的にはイラストのパーツが主になります。

この際も、カートリッジベアリングがフレームに接触する部分や、下玉押しとセンタースリーブがカートリッジベアリングに接触する部分に薄くグリスを塗っておきましょう。

と、言いたいのですが、今回はフォークの「仮」取り付けになります。

次回の作業でまたフォークをフレームから抜いてしまうので、グリスを塗るのは再度組み立てるときでもよいと思います。

以上でフォークをフレームに取り付ける作業が終わりました。



繰り返しになりますが、今回は「仮」取り付けです。


次回は「フォークコラムカット」編になりますのでお楽しみに!
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