タイヤ取り付け
written by らんぼー
チューブが納まったらタイヤの残りのビートをリムにはめます。
まずはバルブのところからはめてしまいましょう。
私は親指ではめていきます。
このとき、例えば左手の親指で時計回りにビートをはめていく場合、右手の各指先でチューブをタイヤの中に押し込むようにしてはめると、あとで説明する「噛み込み」というトラブルの可能性が減ります。
また、先ほど作業をしやすくするためにチューブに空気を入れましたが、この時点でもチューブが中で形を保っているので作業がしやすくなります。
さぁ、ビートを最後にはめるところです。
ここだけは力が要ります。
まぁゆるいタイヤでしたらそこまで力をいれずにあっさりとはまってしまうのですが、大抵力が要ります。
また、空気を入れていたチューブが邪魔をして余計に力をかけないとはまらなくなるので、最後のここだけはチューブの空気を全て抜いてしまいましょう。
私は右手の腹を使ってビートを持ち上げて、左手の親指で押し込んでリムにはめます。
個人的には薄手の手袋を使うとグリップが増し、手が痛くならなくて力が入れやすくなるのでお勧めです。
MTBのタイヤでしたらこれでだいたいはまります。
全てビートがリムに収まったら、タイヤをどかせてリムとビートの間からチューブが飛び出ていないか左右両側全周確認します。
俗に言う「チューブの噛みこみ」をチェックするわけです。
噛みこんだ状態で空気を入れると間違いなく超絶大音量と共に破裂して、しばらく精神的にもショックを受けるので(笑)、よく確認しましょう。
最初にチューブに空気を入れてタイヤをはめたので、そのおかげて噛み込む確立が低くなりますが、どっちにしろ噛み込みのチェックは必須です。
噛み込みがあった場合、その部分のタイヤを手で馴染ませたり、わずかにチューブに空気を入れると直ることが多いです。
噛み込みがなくなったら、フロアポンプで空気を入れます。
タイヤサイドに適正空気圧が必ず書いてありますので、それをオーバーしないように入れましょう。
空気を半分くらい入れたところでバルブが真っ直ぐ入っているかと車輪を回してタイヤが真っ直ぐはまっているかを確認しましょう。
お、バルブが微妙に斜めになっていましたね。
こういう場合は空気を一度抜いて、バルブが真っ直ぐになる方向にタイヤを手でしごきながら動かして修正します。
空気を入れ終わったら、サイドのラインが全てリムの外に出ていることを確認します。
出ていない場合、適正空気圧ギリギリまで空気を入れると「パン!」という音と共に出る場合があります。
それでもダメな場合は、また空気を適度に抜いてラインが出ていない部分を引っ張るようにしてタイヤをしごいて空気を入れるの繰り返しです。
ビートワックスがあれば、それを使用するとスムーズにタイヤを入れることができます。
私はやったことがありませんが、石鹸水でもOKというようなことを聞いたことがありますね。
これでタイヤの取り付けは終わりです。
次はその他のホイール関連パーツを取り付けます。
ピストっぽくてカッコイイ!