CYCLE MODE international 2005
written by リッキー
おととし・去年と好評だった、試乗中心の大阪のイベント「CYCLE STYLE」が2005年からリニューアルし「CYCLE MODE」となって、東京と大阪でそれぞれ2日間に渡って開催されました。
今回はその中で大阪での第1日目の様子をリポート。
このイベントの最大の特徴は「試乗車の豊富さ」です。
公式サイトによると、なんとその数1000台以上。
これだけの自転車に一度に試乗できるとあって、去年に比べて会場が広くなったのにも関わらず、
会場は人で埋め尽くされていました。
しかし「自転車全体」の数は多いものの、その中でストリートやダートジャンプ向きというと実は少数で、
更に05年にSTPシリーズを出して注目されたGIANTが大阪では不参加、という少し冷めてしまう点もあったのが残念。
加えて、試乗とは言っても飛んだり跳ねたりすることは基本的に禁止なので、
バイクの性格を完全に知ることができないというのも残念な点の一つです。
でもまぁ、その制限の中でどれだけ楽しめるかが大切!
そんな中での今回のレポートは、この会場で見つけたバイクの中でも
特にカッコいい・もしくは気になるバイクを紹介していきます。
まずは、GTのRUCKUS UF。
金ピカで目立ち度バツグンなのはもちろん、
税込みで83,790円と、この手のプレイバイクの中では結構手ごろな値段なのが魅力。
同じものを2年程前に手に入れようとすれば、この1.5倍はかかったのでは?
試乗してみた感じでは、素直にフロントがスイッとあがってくれる感じ。
実際の重さは16キロぐらい(写真でバイクを支えていただいているGTブースの方談)らしいんだけど、
最近は実重量が気にならないくらい乗り味の軽いバイクが増えている気がしますね。
バニーホップ系の技をするとなると話は別かもしれないけど…
2つ目は、SPECIALIZEDのP.3。
プレイバイクといえばコレ。
ちなみにこちらの価格は税込み260,400円。たっけぇー…
フレームのみだと50,400円。
去年までのP.3は公式サイトで重量を公表してあったはずなんですが、
今年からは公表しなくなってしまったみたいです。
去年とフレーム形状が変わってしまったので正確な予測はできませんが、
去年のP.3が14.8キロだったことから考えて15?16キロぐらいでしょうか。
シートチューブとトップチューブの間に1つチューブが増えてますしね。
こちらも試乗でフロントアップをしてみました。
するとまぁ、これもスルスル上がる上がる。
画像でもわかると思いますが、リア三角がめちゃくちゃ小さい。
うーん、でもやっぱり試乗でも本気ライドがしたいですね。
これはCANNONDALEのChase 1のバッシュガード。
かなりゴツいですが、よく見るとチェーンリングすべてを囲う形になっています。
これなら泥が入らないのはもちろん、
グラインドする際も設置面が広がって安定しやすくなりそうですな。
単純だけどすごく画期的。
でも重量はどうなんだろう?
バイク中心付近の重量増加って結構ライドに影響するんですよね。
余談ですが、以前私がBMX用のサドルからロード用のサドルに変えたときは、
300グラムぐらいしか変わってないのに1キロくらい軽くなったような気がしました。
blkmrktのMOB。
05年から販売が始まった、カーター・ホランドという方が設立した26inchブランドがblkmrkt。
BMX界で有名なS&Mの工場で生産されているそうです。
06年モデルは少々値上げ(約9万円→約10万円(フレーム))したようですが、
かなりカッコいいんですコレ。
シンプルだけど、うまく的を得てると言うか…
こういうバイクはシングルスピードにしてストリートで乗りたいですな。
エンドはバーチカルエンドとトラックエンドが両方用意されているようです。
以前から雑誌などによく出ている、HONDAのダウンヒルバイク。
このイカつさは近くで見るとものすごいです。
ちなみにこれは展示のみで試乗はできず。
次ページでは、このイベント会場で行われていた
「トライアル教室」「有薗選手のデモ」の様子をご紹介します。
ピストっぽくてカッコイイ!